"お菓子"な弁当、始めました!?
京都『ビストロ セー』

"お菓子"な弁当、始めました!? 京都『ビストロ セー』

一見すると、ちょっとレトロな駅弁風情の竹皮弁当。ところが蓋を開けてびっくり。
おにぎりらしく包装されたレモンのマドレーヌに、茹で玉子はサクサクと軽いレモン風味の焼きメレンゲ。
懐かしの赤ウインナーは、レモンが香るアイシングでデコレートしたサブレで、たくあんは甘酸っぱいパートドフリュイ。

すべてお菓子で作られている。

京都・室町仏光寺の『ビストロ セー』では、ユニークな新作・レモンのお菓子のお弁当で客足を伸ばしている。


写真は撮影用に個包装を外した状態。1箱2000円(税込)。


光に透ける"たくあん"はなかなかの再現度。

「ちょっとふざけたことを真剣にやりました。こんな時だから、笑顔になるお菓子を作りたくて」と、店主の山本稔子さん。元々はレモンをテーマにしたパティスリー『シトロンシュクレ』(現在は閉店)から店をスタート。7年ほど前から『ビストロセー』は若手に任せ、クレープイベントを開いたり、上階で小人数制の菓子教室を開いたりなど、独自の活動を行っていたが、このコロナ禍ですべて休止に。

急遽ビストロのテイクアウトを進める中、"もっと自分にしかできないことをやらねば!"と一念発起。かつてのパティスリー時代の名物・助六弁当やお節を模した菓子詰合せの復活を思いついたそう。

「昔を知る方には懐かしいし、初めて知る方には面白い。ある意味インスタ映えもするかも?なんても思って(笑)」。

ビストロの方は再び若手に任せ、お菓子作りはすべて独りでコツコツと。1カ月に及ぶ構想期間中も「生徒さんやお客様と繋がったままでいられるように」と、2000人以上のフォロワーを持つ自身のインスタグラムで、試作風景や開発苦労の裏話をこまめにアップ。地道な報告は予想以上の応援や反響を得られて、互いの励みにもなったと話す。


山本さんのある日のインスタグラム。一番苦労したという"ちくわの磯部揚げ"制作の苦労をユーモラスに綴っている。

5月末から毎週日曜日限定で販売を始めたお菓子の弁当は、努力の甲斐あって毎回約50個が完売。夏の持ち歩きや発送に耐えられるよう焼菓子だけに絞ったことで、全国から反応をもらえ、新たな顧客も得られたほか、せっかくだからとビスロトのテイクアウトを共に購入するお客様も少なくなく、わずかではあるが、売り上げの後押しにもなったという。
好評につき次作は"海苔弁"を構想中の山本さん。気になるお披露目は8月末頃の予定です。(写真・文/川島美保)

店舗情報

【住所】京都市下京区室町通仏光寺上ル白楽天町529
【電話番号】075-351-1311
※お菓子のお弁当販売に関する情報は、Instagramのアカウントで随時告知。

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