「支援の輪」を
叶えるマイルールvol1
『FARMAN KITCHEN MARKET』の弁当販売

「支援の輪」を叶えるマイルールvol1『FARMAN KITCHEN MARKET』の弁当販売

緊急事態宣言が発出された翌4月8日、大阪・吹田にある青果店『FARMAN KITCHEN MARKET(ファーマンキッチンマーケット)』は、SNSにこう投稿した。
「こんな時だからこそできることは何かを考えながら、日々アップデートしていきたいと思います。取り急ぎ、FARMAN KITCHEN MARKETで取り扱っている沢山のお野菜を使ったサラダボウルの販売。日頃からお世話になっている、飲食店様のテイクアウト形式のインショップ。私たちなりにできることを続けていきます」(中略)。

「小売りがメインの八百屋ですが、これまでも飲食店さんにも数は少ないですが卸しもしてました。2020年は飲食店への卸しに力を入れていこうと、昨年11月から淡路島『野口ファーム』さんと契約。質が高いレタスを栽培してもらい、安定して提供できる準備を整えた矢先のコロナ禍でした」と代表の水津満共さん。


店内では、有機、無農薬、減農薬野菜を中心とした野菜・果物を販売する。農家の方々の思い、野菜の特徴やオススメの食べ方を記した、手書きPOPも必見。

「料理人の手を止めたくない」と、日替わり弁当販売を提案。

「3月にまずインバウンドがだめになり、4月頭には取引きしている飲食店さんにリアルな影響が出始めて。そこで、この店で飲食店さんの惣菜や弁当を販売させてもらえないですか?と一斉にSNSなどで提案させてもらいました。なにより営業自粛をせざるを得ない料理人さんの手を止めてほしくなかった」。

その呼びかけに応え、豊中『料理屋くおん』の姉妹店 『六禾』や、桃山台『蕎麦屋 木田』。大阪市内に店を構えるチョップドサラダ専門店『FIELDER'S CHOICE』やイタリアン『食堂RUTA』、ラーメン店『麦×鶏』など6軒が日替わりで弁当販売を始めた。平均30食用意した弁当は、ほとんどが完売。さらに飲食店へ納品する予定だった野菜など10種類以上の素材を使った自家製サラダボウルもワンコインで提供した。


上/北浜のチョップドサラダ専門店『FIELDER'S CHOICE』のBENTO1200円。下/野菜を10種類以上使った、オリジナルサラダボウル500円。


南船場にあるイタリアン『食堂RUTA』のパスタソース(約2人前)1180円や焼き菓子なども。

「もともと5年前のオープン当初から、自家製グラノーラやサンドウイッチを販売してきたので、飲食店営業許可や菓子製造業許可は取得していました。なので初動は早かったほうだと思います」。


サンドイッチ500円〜は、毎週土曜のみ販売する。

販売がスタートすると、思わぬ効果も現れた。これまで来店したことがなかった会社員の男性客や、継続して弁当を購入するファンなど新規客の獲得にもつながったという。7月現在、緊急事態宣言の解除を受け、インショップ形式のテイクアウトは終了。だが、今回実現には至らなかった飲食店のインショップや、ショートパスタやカレーのテイクアウトもこれから計画中だという。

「畑と人を繋ぎたいという想いから店名もfarm&humanで"ファーマン"。これからも繋ぐ場でありたいと思っています」。(文・脇本暁子)

店舗情報

【住所】吹田市津雲台7-5-16
【電話番号】06-6155-7798
http://www.farman-kitchen-market.com/

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