通販拡充&SNSはこう使うvol1
大阪『居酒屋 ながほり』
のインスタ術

通販拡充&SNSはこう使うvol1大阪『居酒屋 ながほり』のインスタ術

全国に名を馳せる、大阪・上町の『居酒屋 ながほり』は、4月10日からテイクアウトを開始。同時にInstagramで発信を始めた。これが手書きイラスト付きで大層可愛いと大好評。商品も売れに売れて、休業中も大忙しだったという。

店主の中村重男さんは、「ネットやらよぉ分からん」と常々広言しているので、2代目修業中の息子・海里さん(29歳)の仕業に違いないと思ったら―。「実はゴーストライターが居るんです」。聞けば、海里さんの奥さん・麻菜美(まなみ)さんが手伝っているという。何のことはない家内工業だったわけだ。


中村重男さん、海里さん親子。「奥さんがこんなに絵が上手いとは、知りませんでした」と海里さん。

家族総出のほっこり手書きメニュー。

まずは中村さんがメニューを決定する。「コロナに関係なく、スタッフにボーナスをあげたいから、夏と冬にギフト商品を売り出そうと考えてて」、業務用の真空パック機を買ったばかりだった。一方、飲食店の休業で比内地鶏の生産者が困っていると知り、店で人気のきりたんぽ鍋セットを真空パックにして商品化することに。

次は、海里さんが売り出し方を考える。メニューを書いたチラシや鍋の食べ方を書き出し、それを麻菜美さんが、中村さんの似顔絵など入れつつ手書きで紙に描く。色鉛筆で彩色しコピーして完成だ。「パソコンで作れるけど、手書きの温かい感じがウチらしいでしょ」と海里さん。とはいえ、「店先に貼り紙してるだけじゃあかんし。やっぱりSNSで告知しないと誰にも伝わらない」と、FacebookとInstagramの両方にアップしていった。

「FB利用者は年齢層が高めみたいで、インスタの方が反応はいい」と分かるや、フォロワーを増やす方法を模索。「インスタで『ながほり』を上げてくれている人をまずフォローしまくりました」。さらに「できるだけ朝上げる。自宅でゆっくりしてる夜にアップする人が多いから、逆に朝上げると投稿が埋もれず、見てもらいやすい。通勤途中で見たら、今夜は『ながほり』のテイクアウト買って帰ろうかと思ってもらえるかもでしょ」。 

4月に始まったSNS配信は、7月初旬で30回を超えた。その間、気温はどんどん上昇するも、「きりたんぽ鍋(2人前)」は、300セットが出たというからスゴイ。そのほか、「豚の角煮」をはじめ店の人気メニューからテイクアウト向きを選んだものも好評。なかでも5月19日に発売を開始した、「具だくさんのいなり寿司(1ケ600円)」が「個数まで把握してないけど、名物になりそうなくらい」よく売れている。持ち帰りのお土産として、コロナ騒動後も残そうかなと言っていたが...。7月中旬で、テイクアウトはすっぱりと止めた。「店に来てくださるお客さんに集中したいからね。また冬のギフトで出しますわ」とのこと。(文/団田芳子)


きりたんぽ鍋2人前5000円、4人前10000円。「きりたんぽの美味しい食べ方」も手書きで。下準備から、具材を入れるタイミングまでわかりやすい説明が好評だった


テイクアウトメニューは日々、更新していた。

店舗情報

【住所】大阪市中央区上町1-3-9
【電話番号】06-6768-0515
https://www.instagram.com/izakaya_nagahori/

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