ITが苦手な飲食店に朗報!
ECサイト立ち上げに使える
「IT導入補助金」とは?

ITが苦手な飲食店に朗報!ECサイト立ち上げに使える「IT導入補助金」とは?

コロナ禍による外出自粛の影響で、客足が遠のいてしまった飲食店は苦境に立たされている。なんとか現状を打破しようと、ネット販売やデリバリーに活路を見出そうとするものの、「何から手をつけて良いのか分からない」といった声を聞くことが少なくない。「ECサイト(通販サイト)を立ち上げたい」「ITに詳しくないため、誰かに相談したい」。そんな人に、ぜひ知ってほしい補助金がある。それが「IT導入補助金」だ。

IT導入支援事業者が補助金申請からECサイトの立ち上げ・運用までサポート

IT導入補助金とは、日本国内で事業を行う中小企業および小規模事業者が、ECシステムや決済システムといったITツールを導入する際に活用できる補助金。ITツールの導入支援を通じ、職場環境の改善を促すのが狙いだ。

このIT導入補助金が、新型コロナウイルス感染拡大を受けて拡充されている。特別枠が設けられ、通常枠なら最大1/2の補助率が最大3/4にまで引き上げられた。なお、ECサイトの開設は下の表の「C類型-2」に該当する。ただ、表を見てしまうと"分かりずらい""自分には難しい"という印象を受ける人も多いのでは。

しかし、安心してほしい。この制度の大きな特徴は、事務局に登録されたIT導入支援事業者に相談できる点だ。事業者がパートナーとなり、申請からECサイトの立ち上げ・運用までサポートしてくれる。初めて制度を利用する人、またITに苦手意識を持つ人にとっても心強い。

IT導入補助金交付までの流れと注意点

■IT導入補助金交付までの流れ
  • 1.「IT導入支援事業者・ITツール検索」でIT導入支援事業者を選定
  • 2.「GビズIDプライム」を取得 ※補助金申請に必要なID。取得まで2週間ほど要する。
  • 3.補助金申請およびECサイト制作について、IT導入支援事業者と打ち合わせ
  • 4.交付申請 ※手続きに約1か月かかる。
  • 5.交付決定後、IT導入支援事業者と契約し、ECサイトの制作を開始
  • 6.ECサイト完成後、事務局へ報告
  • 7.補助金交付

なお、選定できるIT導入支援事業者はひとつのみ。「IT導入支援事業者・ITツール検索」なら、地域や"どのようなツールを導入したいのか?"など項目を選べば、事業者を絞ることができるので、自店の目的と照らし合わせて利用してほしい。また、すでにIT導入補助金を活用した同業者や商工会議所にアドバイスを求めるのも有効だ。

そして、頭に留めておきたいのが、精算払いであるということ。ECサイト完成後、事務局に報告する際、発注・契約や納品、支払いを実施した証明を提出しなければならない。補助金が交付されるまで、報告から2週間から1か月程度かかるのが一般的だが、その間の資金繰りは考えておく必要がある。一時的な運転資金の落ち込みが心配なら、金融機関のつなぎ融資を検討してみるのも良いだろう。

■その他の主な注意点
・パソコンやタブレットなどハードウェアの購入やリースは対象外
・特別枠では、ハードウェアのレンタル費用のみ対象に(1年間に限る)
・対象となるITツールは事務局に登録されているもののみ
・正式に交付が決定するまでは、IT導入支援事業者との契約は締結しないこと

ITを駆使した経営が、飲食店にも求められる時代に

コロナ収束の兆しが見えず、"ニューノーマル(新しい常態)"が叫ばれている今、人々の生活習慣は大きく変わっていくことが予想される。ECサイトは、これからの飲食店経営の強い味方になるだろう。ITを駆使した経営スタイルが、飲食店にも求められる時代に突入したのは間違いない。店のIT化の第一歩として、IT導入補助金を活用してみてはいかがだろうか。

ちなみに、中小企業基盤整備機構が提供している「ここからアプリ」では、さまざまなITツールの導入事例が紹介されている。こちらもチェックしてみてほしい。(文/権藤将輝)

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