高槻の『練り天・おでん 山城』
クラウドファンディング
成功で店舗改装。
練り天のテイクアウトを始動!

高槻の『練り天・おでん 山城』クラウドファンディング成功で店舗改装。練り天のテイクアウトを始動!

JR高槻駅から徒歩5分、芥川商店街の一角にある『練り天・おでん 山城』が、今年8月にリニューアルオープン。看板商品の練り天をテイクアウトできるカウンターを新設した。実はこの改装、クラウドファンディングを上手に活用した一例だ。

「商店街を盛り上げる、明るいニュースを作りたかったんです」。クラウドファンディングに挑戦した動機を語る店主の山内健太さん。北新地などで腕を磨いた後、"もっと魚を気軽に食べてほしい"と自家製の無添加練り天主役の酒場をオープンしたのは2019年2月。開店1周年を迎えたばかりのタイミングでのコロナショックに気落ちしたものの、今だからこそできることを!と一念発起。前々から考えていたテイクアウトコーナー新設を決意した。

しかも、テイクアウト専用の冷蔵ショーケースを設置するのは、店の中ではなく"外"。「店の中に入って買うのは、どうしてもハードルが高い。気軽に買える形にしないと意味がない」と譲れなかった。
そのためには、店の入り口を後ろに下げてスペースを作り、そこに冷蔵ケースを置くしかない。なかなかに大がかりな工事にかかる費用は、設備代を含めてざっと150万円。けれど、今そこまでの余裕はない。そこで思い付いたのが、クラウドファンディングという訳だ。



上が改装前、下が改装後。店内入口がぐっと奥に移動、さらに全体的に床が一段高くなっているのがわかる。

選んだサイトは、国内最大規模でコロナ禍の今だけは手数料もかからないという『CAMPFIRE』。目標額は、あえて施工費に満たない50万円にした。
「まだまだ新参者ですから、100万円を超える額はおこがましい。これなら応援できるかもと思ってもらえる欲のない額に留めたんです」。
高額を欲して失敗するより、身の丈にあった額で成功する方が、結果的に"目標達成"という明るいニュースにもなるという考えあってのことだ。


『CAMPFIRE』掲載画面の一部。支援額は1000円から50万円まで、リターンは御礼の言葉から練り天の発送、特別コースなどと幅広く用意。無添加練り天にかける思いを写真と共に熱く語った。

手探りだらけのチャレンジは、結果、1週間でなんと目標額50万円を達成。最終的には54名の支援で計761000円が集まった。その中には10万円支援と5万円支援が各2名ずつもいたという。

「ほとんどが常連さんや友人・知人。予想を遥かに上回る応援に、胸が熱くなりました」と山内さん。クラウドファンディング成功の喜びを分かち合うことでお客様との絆がさらに深くなったことにも、挑戦した意味を感じたと語る。


クラウドファンディングで購入が叶った、40万円近い冷蔵ショーケース。練り天はごぼう天やじゃこしそ天など常時7種類ほどで1個120~150円で販売中。
持ち帰り容器そのものは普通のプラスチックパックだが、オリジナルの懸け紙で洒落た印象にしているのも上手い。「手土産や差し入れに買われる方も増えてきました」と山内さん。

8月上旬から始めたばかりのテイクアウトは、まだまだ認知度は低く、客足もまばら。それでも「イートインとは違う新規の方も来られるようになりました。食に関してアンテナの高い高槻住民が集まるのが、こだわりの食料品店も多いこの芥川商店街。この立地がいずれ味方になるはず」と目を輝かせる山内さん。今は年末のお歳暮商戦に向けて発送を強化するべく、日々奮闘中だ。(撮影・文/川島美保)

店舗情報

【住所】高槻市芥川町2-9-11
【電話番号】072-690-7001

高槻の『練り天・おでん 山城』
クラウドファンディング
成功で店舗改装。
練り天のテイクアウトを始動!

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高槻の『練り天・おでん 山城』クラウドファンディング成功で店舗改装。練り天のテイクアウトを始動!

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