箸休め WA・TO・BIこぼれ話

『銀座 小十』店主の奥田 透さんの最新刊が出ました!

文:中本由美子

一口ごとに、多彩な“春”を感じる三月の名物「平貝春菜づくし」。
ダイナミックな盛り付けに目を奪われ、バリバリッとした食感に虚を突かれる六月からの「鮎の塩焼き」。
その迫力と野性味に陶然となった八月の「天然大鰻蒲焼き」。

2022年1月から1年間、店主・奥田 透(とおる)さんの“新しい日本料理”を、毎月の献立から紐解いてお届けした連載「銀座 小十」のエスプリ

50代を迎えた奥田さんは、「何かを変える」ことをテーマに、様々な禁じ手を自らに課しておられました。鱧のお椀はやらない、お造りに醤油とワサビを付けない…などなど、連載の中でもその強い決意を何度も語ってくださっています。

そうして生み出された“新しい日本料理”には、より美しく、美味しく、そして現代的でかっこいい奥田流のエスプリがみなぎっていました。

昆布〆にした魚介を昆布の上に盛り合わせたお造り。
筒型のうつわで供す「松葉蟹出ししゃぶ」。
料理もうつわも違う6種の付き出しを用意し、奥田さんがそれぞれのお客様に一品ずつ選んでお出しするという「寄せ向(むこう)」の趣向。

そんな奥田流の“魅せ方”を徹底図解した一冊「銀座 小十の盛り付けの美学」が出版されました! 一品ずつに添えられた、痛快な奥田節も読みごたえありです!

徹底図解 進化する日本料理とは何か
銀座 小十の盛り付けの美学
奥田 透著
誠文堂新光社/4180円
【問合せ】誠文堂新光社(電話:03-5800-5780)

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