京都『高台寺 十牛庵』高増伸哉さんに聞く【5問5答】
築110年を超える数寄屋建築を舞台にする料亭、京都・東山『高台寺 十牛庵』。その料理長を務めている高増伸哉さんに、探求心をくすぐる愛読書や好きな調味料、最近ハマっていることなどを教えていただきました。
文:川島美保 / 撮影:竹中稔彦
最近ハマっていることを教えてください。
料理長を務めるようになってもうじき4年が経つのですが、広大な敷地を生かして色々な‟モノ作り“を楽しんでいます。まだ研究段階ですが、庭の一角に果樹を植えたり、鉢植えのイチゴを育ててみたりしています。
なかでも特に手をかけていて既にお客様にお出ししているのが、自家製の鮒ずし。故郷の長崎で農家を営む父が育てた米と琵琶湖産のニゴロブナを使って僕好みのマイルドな発酵具合になるよう調整しています。今日は天気がいいから長めに外に置いて発酵を進めようとか考える時間も楽しみのひとつ。自分の手で育てたり作ったりしたものをお客様に召しあがっていただけるのは、また違う喜びがありますね。

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