【レシピ付き】一技ある大根料理 Vol.2 東京『たく庵』の「大根花椒煮」
思わず食指が動く季節の一品料理と、日本酒、焼酎、ワイン、国産モルトウイスキーまで網羅した、使い勝手のいい和食店兼居酒屋として愛されているのが、東京・四谷三丁目にある『たく庵』です。日替わりの料理は旬の魚介をはじめ、珍味、大山鶏から牛・豚肉、鯨、締めの食事まで幅広く。特に目を引くのが、季節の野菜をふんだんに使った「本日の野菜料理」の和え物や酢の物などです。「野菜は、持ち味が一番味わえるような料理を考えます」と、店主の小原卓也さん。なかでも冬から春にかけて必ずメニューに載るのが「大根花椒(ホワジャオ)煮」です。パリッとした食感を残す火入れと、爽やかな痺れをもたらすスパイスを使った大根料理に注目です。
東京・四谷三丁目『たく庵』小原卓也さん作
大根花椒煮

大根と花椒を合わせることを最初に思いついたのは、冬大根の季節。大根を料理し、すぐに提供できる箸休めの一品を、と考えていて思い浮かんだそう。イメージしたのは中国料理の大根の紹興酒漬けや、はりはり漬けのような食感。花椒の爽やかさを生かし、噛む楽しみと食べ応えがある大根料理を完成させた。 「以前、実山椒入りの蕪のピクルスを作ったことがありました。この料理は、いわば根菜×スパイスの別バージョンです」。夏から秋には冬瓜で作るバージョンもあるそうだ。
みずみずしい冬大根に花椒のスーッと爽やかな痺れをまとわせることで、料理の合間の口直しや酒肴、付け合わせにもなる仕上がりに。一晩置いて風味がいっそう増した大根は、一風変わった漬物のような感覚で、お客にも好評だ。
大根は上半分を皮付きのまま使う

みずみずしい甘さと、一片の大きさを揃えるために、使うのは大根の上半分のみ。皮付きのままいちょう切りにした大根はサッと水で洗って、表面の辛味とえぐみを取り除く。
「皮をむいてしまうと火の通りが早く、どうしても柔らかくなってしまうので。歯ごたえが残るように、再沸騰したらアクをすくってすぐに火を止めます」。
鍋から別の容器にすぐに移すのもポイント。ここでぐずぐずしていると、熱で大根が柔らかくなってしまい、パリッとした快い食感にならないという。
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