【レシピ付き】一技ある大根料理 Vol.3 大阪『阿波座 なが友』の「大根の奉書巻き 粕汁仕立て」
修業先は、正統派料亭から創作和食、和魂洋才を体現する心斎橋の割烹『和洋遊膳 中村』。2017年に『阿波座 なが友』を開店した店主の長友俊介さんは、幅広い引き出しから繰り出す60~70品に及ぶ品書きと、自由闊達なやり取りから生まれる料理で、多くのお客の胃袋を掴んでいます。そんな長友さんに「大根で面白い一品を」と依頼して生まれたのが、1月に相応しい奉書巻きを椀だねにした汁物。滋味と工夫が重なり、最後の一滴まで心地よく飲み干せる仕立てです。
文:阪口 香 / 撮影:東谷幸一
大阪『阿波座 なが友』長友俊介さん作
大根の奉書巻き 粕汁仕立て
大根やカブなどを桂剥きにして奉書紙に見立て、具材を巻いて仕立てる奉書巻き。祝い事などで用いられる縁起の良い料理とあって、1月の大根料理に選んだ長友さん。
煮物や酢の物として用いられることも多いが、「今回は汁物に。具材は魚介でもいいのですが、鴨ミンチを芯にし、だしに旨みが染み出るようにしました」と話す。さらに、酒粕が出回る時期とあって、田舎味噌に加えて控えめに味を重ねる。
大根は気持ち厚めの桂剥きに

大根は幅広の桂剥きにするのだが、厚みはおよそ1㎜を目安にする。「薄すぎると茹でた時に破れてしまいますし、気持ち厚めの方が、だしを含んで食べた時にトロッと溶け、芯にする鴨ミンチとの一体感も出ます」。
桂剥きにした大根はロール状にして下茹でし、鴨ミンチをくるくると巻く。厚さや量によって異なるが、大根の個体差で火の通りが違うので、茹で時間、だしで炊く時間は加減をみて調整する。
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