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【レシピ付き】夏野菜のすり流し Vol.3 東京『四ツ谷 みね村』の「小蕪のすり流し」

かつての花街の風情が残る新宿区荒木町。路地奥の2階に掛かった白暖簾が、美味しい料理に出合える期待をかきたてます。『四ツ谷 みね村』は、日本料理と蕎麦、江戸前鮨の名店で研鑽を積んだ気鋭の料理人・峯村翔平さんの店。おまかせコースには意表をつく寿司や手打ちの十割蕎麦も組み込まれています。そんなコースの口直しとしてたびたび登場するのが、シンプルで奥深い味わいが印象的な旬のすり流し。7月は青森県野辺地町(のへじまち)のみずみずしい小蕪を冷たいすり流しにして、爽やかな塩水雲丹を浮かべます。素材の旨みを最大限に引き出す、丁寧な仕込みにも注目です。

文:瀬川 慧 / 撮影:土居麻紀子

目次


東京・四谷三丁目『四ツ谷 みね村』峯村翔平さん作
小蕪のすり流し

「季節によって新玉ネギやホワイトアスパラガス、空豆といった、すり流しをよくお出ししています。いろんな食材を混ぜ合わせたりせず、シンプルに。食材の旨みを最大限に引き出すべき料理だと思っています」と峯村さん。

初夏には青森・野辺地町で栽培される、甘みがあってサラダでも食べられるみずみずしい小蕪を炊いて、なめらかなすり流しに。小蕪の清らかな味わいと、こちらも旬の塩水雲丹が涼を運ぶ。

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小蕪の皮も一緒に炊き、旨みをアップ

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蕪を炊く際には、厚めにむいた蕪の皮も一緒に炊く。「皮と身の間は筋があって固いですから、厚めにむきます。鍋にその皮も一緒に入れて炊くことで、皮の甘みがだしに移り、そのだしを吸って蕪の旨みが増します」。

だしはカツオと昆布の二番だし。くどい味にならないように、同量の水を加えて薄め、塩と酒、各少々を加えて下味をつける。「どんなものにも下味は大事です。下味がしっかり入ることで、素材の旨みが引き出されますから」。

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