【レシピ付き】残暑に喜ばれる、和食のデザート Vol.1 東京『京しずく』の「蓮根餅」
東京・恵比寿ガーデンプレイス近くの路地奥にひっそりと佇む『京しずく』は2008年の開店。修業先である同店を3年前に引き継いだのが、ご主人の片山清光さんです。京都で長年修業した先代譲りの料理は、繊細な盛り付けで魅せる、季節替わりの茶懐石仕立て。特に手をかけて作るわらび餅、蒸し菓子、羊羹、干菓子といった月毎の和菓子や、季節のデザートの美味しさに驚きます。「最後に薄茶を点ててお出ししますので、できるだけ季節を映した自家製のお菓子やデザートを心掛けています」と片山さん。美味しさが幾重にも詰まった8月のデザート、涼やかな「蓮根餅」に注目です。
東京・恵比寿『京しずく』片山清光さん作
蓮根餅
「この時季はシャキシャキとした新レンコンが主ですが、本来、蓮根餅にはもちもちとした粘り気のあるほうが向いています」と片山さん。その両方を楽しめるように、蓮根でんぷん粉と、すりおろしたレンコンから作る2種類を盛り込み、冷やし飴をかけて。飾りにはシロップ煮と素揚げのレンコンチップスを添えるなど、一皿の中でさまざまなレンコンの食感を楽しませる工夫がなされている。

蓮根でんぷん粉は強火でしっかり煉り上げる

蓮根餅に使うのは、市販の“蓮根でんぷん粉”。 「わらび餅に使う“本わらび粉”に似ている蓮根でんぷん粉は、すりおろしたレンコン汁から作った粉で、ほんのり色がついています」。
作り方は葛餅とほぼ同じだが、煉る際には強火でしっかり煉り上げる。
「関西ではある程度固まってきたら、型に流して蒸してしまいますが、関東はしっかりと煉り上げます。でんぷんの粉にしっかり火を入れることで、もちっとした感じに仕上がり、つるんとした食感が生まれます」。
また、途中で何度か軽く差し水をすることで、全体に熱が行き渡りやすくなり、ツヤが出て上手にまとまるという。

続きを読むには
無料で30日間お試し※
- 会員限定記事1,000本以上、動画50本以上が見放題
- ブックマーク・コメント機能が使える
- 確かな知識と経験を持つ布陣が指南役
- 調理科学、食材、器など専門性の高い分野もカバー
決済情報のご登録が必要です。初回ご登録の方に限ります。無料期間後は¥990(税込)/月。いつでもキャンセルできます。
フォローして最新情報をチェック!
