東京『蕎麦割烹 倉田』倉田政起さんに聞く【5問5答】
倉田政起さんは、日本料理人・神谷昌孝氏が手掛ける『神谷』各店などで12年勤め上げた後、2014年に東急目黒線の武蔵小山に『蕎麦割烹 倉田』を開店。週末の昼ともなれば手打ち蕎麦を求めて行列ができる、地元で愛される蕎麦割烹です。夜の献立は、修業先譲りの寿司や締めの蕎麦を組み合わせた“懐石くずし”。緩急に富んだ料理を繰り出す倉田さんに、5つの質問をしました。
「蕎麦割烹」という形態を選んだ理由を教えてください。
これまで蕎麦屋で修業したことはないのですが、『神谷』にいたときから蕎麦は打っていました。『神谷』は懐石料理の最後に手打ち蕎麦を提供した先達です。日本料理に蕎麦や寿司を組み込んだのは、「料亭の味を気軽に楽しんでほしい」という師匠・神谷昌孝の思いから。僕も自分の打つ蕎麦が好きです。
店を始めた頃は、蕎麦割烹という形態の店もまだ少なかったですね。昼の営業は蕎麦中心ですが、種ものや天ぷらも人気です。蕎麦粉の産地別に食べ比べるメニューも置いています。
蕎麦は1日2、3回打つ。蕎麦粉は石臼3台を挽き分けてブレンドした、香り高い信濃1号。
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