特集

神戸・三宮『割烹 道下』道下真規さんに聞く【5問5答】

和の正道を行くことを大切に、素材の組合せや調理法の妙で独自の味を描いている、神戸『割烹 道下』店主の道下真規さん。一途で真面目な性格がうかがえる愛用の道具や店の設えへのこだわりなどを教えていただきました。

文:川島美保 / 撮影:太田恭史

目次


思い入れのある道具を教えてください。

こちらの庖丁です。
一本目は大阪の料理人の間では有名な『正直(まさなお)刃物店』の庖丁。大阪・日本橋で初めて自分で買った庖丁です。使い続けてだいぶ刀身が細くなりましたが、キレは鈍ることなく。持ち手も年々馴染んでいます。こちらは肉や野菜を切るのに使っています。

もう一本は造り用にしている『有次』の柳刃庖丁。芦屋の仕出し屋『梧桐(あおぎり)』での修業時代から使っているものです。28歳で料理の道に入ってたいした経験もない素人同然だった私が庖丁の扱いを覚えられたのは、膨大な量の下拵えをこなした日々を過ごしたから。その時からの相棒です。

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