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大阪『食堂 たのし』平田善輝さんに聞く【5問5答】

大阪『食堂 たのし』の平田善輝さんは、バーテンダーを経て数々の人気店で店長を任され、その間に唎酒師と焼酎アドバイザーの資格を取得。現在では、季節の料理に合わせた日本酒をペアリングで提供しています。料理は和食をベースに、意外性や遊び心を重視。お客様の「美味しかった、楽しかった!」という一言のために日々奮闘する、平田さんならではの5問5答です。

目次


メニュー構成において心がけていることは?

軸足は和食に置きつつ、洋や中を織り交ぜたメニュー構成を心がけています。「食堂のような気さくさ」と「楽しさ」を併せもつ店が『食堂 たのし』ですから。

おまかせコースもご用意していますが、ご常連のほとんどがアラカルトを頼まれますね。献立はお造り、酒肴、前菜、焼き物、揚げもの…とスタンダードながら、80種近いメニューを揃えており、所々に楽しさを忍ばせています。

例えば、泉州水茄子の土佐酢ジュレ和えに、熟成感のある生ハムを組み合わせて。イタリアの風を感じながらも着地点は和、という味わいの広がりを楽しんでいただきます。また、「世界一旨いじゃがバター」や「世界2位の手羽先唐揚げ」など、「なにそれ?」とお客様に興味を持っていただけるネーミングも心掛けています。
さらに、トンカツ専門店で見かける豚肉「TOKYO X(トウキョウ エックス)」は、あえて黒酢酢豚で提供することも。具材は山芋とシシトウのみという潔さも評判いいですよ。

現在の料理長・山口真吾は、イタリア料理店『アルポルト』出身。ですが、イタリアの色を出しすぎない、その按配が良いと自負しています。和食の基本をおさえた上で成り立つ、遊び心のあるニュー構成。そのバランスを大切にしています。

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