東京『和氣 旬』宮原 瞬さんに聞く【5問5答】
『銀座 小十』、パリ『奥田』、『銀座 奥田』と、『銀座 小十』主人・奥田 透氏の薫陶を受けて料理人人生を歩んできた『和氣 旬(わき しゅん)』の宮原 瞬さん。気に入っている調味料の話から、気になる食のニュース、お店で大切にしていることなど、多岐に渡る質問にお答えいただきました。
文:瀬川 慧 / 撮影:大山裕平
特に気に入っている調味料はありますか。
「みりん」に興味があります。今、デザート以外では甘味になるべく砂糖を使わないようにしているんです。農家や日本酒蔵で造っている、さまざまな本みりんを砂糖の代わりに使い分けるのが面白いですね。
今までは基本的に「マンジョウ 本みりん」を使っていたんですが、以前、居酒屋で日本酒と並んで置いてあったみりんを飲ませてもらって以来、その味わいの違いにはまってしまいました。
石川県能美市の米農家『岡元農場』が造る、コシヒカリを使用した「のみりん」は、あっさりした甘み。すっきりとした甘さがある千葉県香取市『馬場本店酒造』の「最上白味醂」は、カボチャなどの焚き物に。まろやかで濃い、飛騨『渡辺酒造店』の「蓬莱手造り 本みりん」は、昆布の佃煮に使っています。今はまだ、それぞれを料理で試しているところです。
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