「祇園さゝ木」一門会、師弟セッション

【レシピ付き】Vol.4 前編 スズキが主題の「向付」。割烹と鮨屋というジャンルの違う師弟対決!

日本屈指の人気割烹『祇園さゝ木』店主の佐々木 浩さんと、その薫陶を受けた一門会のメンバーによる、会席の品書きがテーマの師弟セッション。第4回目の「向付」に挑むのは、『鮨 楽味』料理長の野村一也さんです。「前編は二人ともスズキをテーマにしよう。後編は自由課題で」という佐々木さんからのユニークな提案。師弟のアプローチやいかに?

文:船井香緒里 / 撮影:高見尊裕
佐々木 浩さん(『祇園 さゝ木』店主)

1961年、奈良県生まれ。前衛的な味と軽妙な話術で場を盛り上げるカウンターの名手。1997年の開店以降、その独創性で脚光を浴び、2006年現在の地に移転してからはいよいよカリスマ性を発揮。個性豊かな料理人を育て、「一門会」は人気店主の集まりに。

野村一也さん(『鮨 楽味』料理長)

1988年、富山県生まれ。東京『旭鮨総本店』、『祇園 さゝ木』でそれぞれ6年間腕を磨き、東京『鮨 よしたけ』での1年の武者修行を経て『鮨 楽味』料理長に。「日本料理と鮨、双方の技を知る稀有な存在。より研鑽して40代には京都でトップクラスの料理人になってもらいたいね」と佐々木さんは大いに期待を寄せる。

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