【レシピ付き】古き良き「茄子そうめん」を“月とスッポン”仕立ての一椀に
9月末に開催された大阪料理会のテーマは「秋ナス」。北浜『弧柳(こりゅう)』の松尾慎太郎さんは、ナスを麺状に切って湯がく昔ながらの「茄子そうめん」をヒントに、一椀を仕立てました。コク深い吸い地は、スッポンの煮汁。身は飛竜頭(ひろうす)にたっぷり加え、お椀の底にはエンペラを忍ばせて。“月とスッポン”のイメージでとろりとかけた卵黄とろろにも工夫があります。
※大阪料理会 公式サイトhttps://osakaryourikai.com/
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松尾慎太郎さん(大阪・北浜『弧柳』店主)
1975年、大阪府吹田(すいた)市生まれ。調理師専門学校卒業後、法善寺横丁『浪速割烹 㐂川(きがわ)』に入り、12年間、腕を磨く。他ジャンルの料理店でも経験を積んで2009年、北新地にて独立。22年、北浜に移転し、さらに高みを目指している。大阪料理会では、センスのよさや的確な仕事ぶりで一目置かれる存在だ。
『弧柳』松尾慎太郎さん作・大阪千両茄子と佐土原茄子そうめん すっぽん飛竜頭 卵黄トロロ椀
2〜3年くらい前から、20代の頃に買った昔の料理本を見返してヒントをもらっています。今回の「茄子そうめん」も古い料理で、ナスを細切りにして素麺に見立てる発想が、改めて面白いなと感じて。蓴菜(じゅんさい)や大葉などの薬味と合わせ、吸い酢でお勧めする冷菜を夏にお出ししていたのですが、今回は秋ナスがテーマだったので、初めて温かい椀ものにチャレンジしました。
しっかりしただしが合うと思ったので、スッポンの煮汁を吸い地にしています。身はほぐして飛竜頭にし、その上に卵黄と大和芋を合わせたものをトロッとかけました。“月とスッポン”のイメージで仕立てたお椀です。
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