日本料理のことば

飛竜頭【ひろうす】─レシピ付き

豆腐の生地に野菜や魚介などを混ぜ込み、油で揚げたもの。「がんもどき」として広く知られるこの料理を、関西以西では「ひろうす(ひりょうず、ひりゅうず)」と呼び、飛竜頭や飛龍子などの字を当てます。語源となるのは、キリシタンの渡来と共にもたらされたポルトガルの揚げ菓子「フィリョース」という説が有力。南蛮菓子として日本に伝わった原語が、江戸時代に広がり、いつしか豆腐料理へ。さてはて、このズレは、どのように生じたのでしょうか? 今回は「ひろうす」の不思議をたずねます。

文:「辻󠄀静雄料理教育研究所」今村友美 / 料理制作:「エコール 辻 大阪」大引 伸昭
撮影/東谷幸一 / 協力:辻󠄀調理師専門学校
この記事は会員限定記事です。

月額990円(税込)で限定記事が読み放題。
今なら初回30日間無料。

残り:1946文字/全文:2176文字
会員登録して全文を読む ログインして全文を読む

フォローして最新情報をチェック!

Instagram Twitter Facebook YouTube

この連載の他の記事日本料理のことば

無料記事

Free Article

おすすめテーマ

PrevNext

#人気のタグ

Page Top
会員限定記事が読み放題!

月額990円(税込)初回30日間無料。
※決済情報のご登録が必要です