【2月】こんな時、英語でなんと言う?
暦の上では冬が終わり、春を迎える2月。節分があり、豆まきや恵方巻といった、日本ならではの習慣があります。また、器やお猪口など日本料理のサービスに関することなど、海外の方にどのように伝えると理解してもらえるのか。さまざまな疑問を解決すべく、『京料理 たか木』の髙木一雄さんに伺い、英語での伝え方のコツを教えていただきます。さらに、海外の方が聞くと喜ぶ情報や、会話が弾むヒントもご紹介します。
髙木一雄さん:1972年、大阪生まれ。料理教室を営む母の影響により、料理の道へ。大学在学中に老舗料亭『大和屋』で修業を始め、『京大和』でさらに研鑽。2005年、兵庫・芦屋に『京料理 たか木』をオープンする。バンコクやモルディブの日本料理店の監修や、海外や国内のシェフとのコラボ、商品開発なども積極的に手掛ける。イギリス留学の経験もあり、柔軟で、ワールドワイドな視点の持ち主。
文:奥田眞子
器を丁寧に扱って欲しい時、どう伝える?
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質問者

- お客さまにお出しする器の中には、骨董や漆など高価なものや貴重なものが多いので大切に扱っていただきたいのですが、食べる様子を見ているとハラハラする場面があります。そんな時に使える、カドの立たない英語での言い回しを知りたいです。
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髙木

- まず、お願いごとをするときに、英語では遠回しに言っても伝わらないと思います。丁寧な言い方はできますが、結局はストレートな表現になります。
また、料理人が、高価なものや、貴重な器を使うのは自分の世界観を作り出すためです。日本の方に対しても同じことが言えますが、コースの途中でお伝えすると不快に思われる方もいるかもしれません。なので、コースが始まる前に説明する、もしくは、そういった注意書きをお席に置いておくのがベターかなと思います。
こういった説明でどうでしょうか。
「とっておきの器でお料理を提供いたします。日本の器は他の国のものとずいぶん違い、器は日本の文化であり、私が作る料理には器がとても大切です。またそれらの器はアンティークでとても高価なものです。作家はすでに亡くなっているので、二度と手に入らないものも多くあります。だからお料理と合わせて器も楽しんでほしいのですが、丁寧に取り扱ってくれると嬉しいです」
=「I will serve my dishes on some special tableware.In Japanese cuisine, tableware is very different from the another countries. It’s our culture and I need them to create my dishes.There are mostly antiques and very expensive. As some of the artists have already passed away , cannot find any more. I hope you will enjoy the dishes and the tableware together, and I would appreciate it if you could handle everything gently.」
<補足>
海外でもドレスコードなどはありますが、和食を食べる際のルールとして、まとめた文面を作っておくのもいいかもしれません。
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