東京『六雁』秋山能久さんに聞く【5問5答】
東京・学芸大学の『割烹すずき』の後、表参道の精進料理店『月心居(現在は閉店)』を経て、2005年に『六雁』総料理長に就任した秋山能久さん。店で腕をふるうかたわら、料理学会で講演を行なうなど、気鋭の若手料理人として注目を集めています。23年「ワールドベストベジタブルレストランTOP100」において、世界39位、日本4位にランクイン。東京都観光大使も担う秋山さんに、5つの質問にお答えいただきました。
文:瀬川 慧 / 撮影:海老原俊之
献立を考える上で、何を意識していますか。
やはり一番に季節感ですね。
月初めに全ての献立を替えますから、その季節に採れる旬の野菜、魚介を使うことを意識してメニューを組み立てます。それは僕ら料理人にとっては当たり前のこと。むしろ毎年同じ料理でいいと考えることのほうが不思議です。本当に料理が好きだったら、いろいろとあの手この手で考えると思いますし、アプローチの仕方だって毎回違ってもおかしくありません。
長年の経験がありますから、インプットされたいろいろな引き出しを持っています。それと季節の食材を組み合わせて、アウトプットしていく。これは訓練でしか身につきません。
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