「祇園さゝ木」一門会、師弟セッション

【レシピ付き】Vol.6 後編 テーマは「進肴」。端境期を乗り切る、師匠の仕事術

師弟セッション第6回目のテーマは「進肴(すすめざかな)」。前編で師匠に挑んだ、『おが和』小川洋輔さんは、野菜と豆腐が主役の滋味深い酒肴を提案。
一方で、「高級食材を用いず、いかに料理人の仕事を盛り込むか」。端境期とされる9月という季節の料理に頭を抱えたのは師匠・佐々木さんでした。小川さんが「おやっさんぽくない」と感じた料理、そこに込めた佐々木さんの想いとは。

文:船井香緒里 / 撮影:高見尊裕
佐々木 浩さん(『祇園 さゝ木』店主)

1961年、奈良県生まれ。前衛的な味と軽妙な話術で場を盛り上げるカウンターの名手。1997年の開店以降、その独創性で脚光を浴び、2006年現在の地に移転してからはいよいよカリスマ性を発揮。個性豊かな料理人を育て、「一門会」は人気店主の集まりに。

小川洋輔さん(『おが和』店主)

1976年、千葉県生まれ。「エコール辻東京」を卒業後、『京都 𠮷兆』で6年間腕を磨き、『祇園 さゝ木』で8年半キャリアを積み、2010年に独立。2022年1月には、烏丸御池に移転予定。「小川は、一門会メンバーの中である意味一番個性派かも。とことん突き詰め、完成度が高い料理を生み出すのが彼らしさ」と佐々木さんは大いに信頼を寄せる。

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