【2024年11月】全国の食イベント、グルメ・フードフェスをピックアップ!
食欲も行動力も増す11月、勢いあるイベントが関西で開催予定です。能登半島地震のチャリティーや焼酎&泡盛のカクテルイベント、若手育成に役立つトークショーも。関西食文化研究会は「発酵」がテーマで、すでに話題を呼んでいます。さらに、自然に囲まれた滋賀「MIHO MUSEUM」では日本の食文化の歴史を振り返る特別展が、東京では日本最大級の魚介グルメフェスティバルが開催中! 秋のお出かけとあわせて、気になるイベントへ足を運んでみてください。
うましうるはし日本の食事(たべごと)
滋賀県の山間に建つ「MIHO MUSEUM」で開催されている、日本の食文化の歴史を美術工芸品とともに辿る秋季特別展。
絵画や陶磁器、漆器などの作品や書物を通して、日本人が創造してきた「うまし=美味しい、うるはし=美しい」食事の素晴らしさを再発見し、次世代へつなげることを目的としている。
展示期間中には様々なテーマで講演会も行われる。
11月16日(土)は、国士舘大学名誉教授の原田信男先生による「江戸の食文化」。また、同月24日(日)には、「うましうるはし日本の食事展によせて」をテーマに、「MIHO MUSEUM」館長の熊倉功夫氏が登壇する。
日本の豊かな自然と四季の移ろいが、食文化、そして日本人の気質や芸術の形成に大きな影響を与えてきたことを実感する展覧会だ。
【日時】開催中~12月15日(日)10:00~17:00(入館は~16:00)
【場所】MIHO MUSEUM(滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷300)
【詳細】https://www.miho.jp/exhibition/美し(うましうるわし)日本/
SAKANA&JAPAN FESTIVAL(魚ジャパンフェス)
「魚食」の活性化を目的に開催される日本最大級の魚介グルメフェスティバル。旬で新鮮な魚介を使った海鮮丼、全国各地に伝わる漁師飯や郷土料理のほか、海鮮ラーメンや海鮮パエリアなど、四方を海で囲まれた日本だからこそのバラエティ溢れる魚料理を堪能できる。
北海道・三陸エリアを中心に厳選した魚介料理を集めた「食べて応援!ニッポンの幸エリア」や、イベント最終日には国産水産物を使った魚料理のコンテスト「第10回Fish-1グランプリ」が開催され、来場者と審査員投票によって№1魚介グルメが決められる。
また、「常磐(じょうばん)もの」と呼ばれる福島の魚介を使った料理が味わえる「発見!ふくしまお魚まつり」も。東日本大震災からの復興を、食べて応援する。
【日時】2024年11月1日(金)~4日(月)10:00~18:00
【場所】お台場青海地区特設会場(東京都江東区青海1)
【詳細】https://37sakana.jp/sjfesodaiba/index.html
大阪一丸 人情溢れる なにわ料理男子 屋台イベント
大阪で今、勢いある料理人たちが結集した「大阪一丸(いちがん)人情溢れる なにわ料理男子」。「能登半島地震で被災した人たちのために、何かできることはないか」——想いを共にする料理人たちが、石川・能登の食材を使って料理を作り、必要経費を除いた売り上げ金と入場料(大人500円/人※高校生以下無料)を被災地へ寄付する。
普段、コーススタイルで料理を提供する店が多い中「お子さまからお年を召された方まで、気楽に楽しんでいただける場に」と、アラカルトで提供。石川・能登で酒造りを再開した「宗玄酒造」「数馬酒造」「菊姫合資会社」などの日本酒と共に、屋台感覚で楽しめる。申し込み不要で、誰でも参加可能。会場内では日本酒の販売も行う予定だ。
【参加店舗】※順不同
日本料理「割鮮 入たに」/日本料理「料理屋 稲家(いなや)」/中国料理「TOMONO」/日本料理「幽玄(ゆうげん)」/日本料理「お料理 山田」/日本料理「東茶屋 なかむら」/日本料理「和旬 たい喜」/おでん「由堂(よしたか)」/「すし一馬(かずま)」/「とんかつ 康四郎」/炭焼き料理「あるべろ」/「酒蔵なかやま」
【日時】2024年11月4日(月・祝)11:00~18:00
【場所】OSAKA FOOD LAB(大阪府大阪市北区中津1-1-36)
【詳細】https://www.instagram.com/osaka.ichigan/
関西食文化研究会 第40回定期イベント
さまざまなアプローチで「食」の知識や技術向上を図る「関西食文化研究会」が開催する定期イベント。今回のテーマは「発酵」だ。
まずは、発酵デザイナーの小倉ヒラク氏を講師に迎え、「発酵ツーリズム」についての講義。
そして辻󠄀調理師専門学校の中国料理技術顧問である吉岡勝美氏、奈良の日本料理「白(つくも)」店主の西原理人氏2名の料理人による調理プレゼンテーションと実食。
最後は、ゲスト3名とコアメンバーによるトークセッション&質疑応答と、贅沢に学べる機会となっている。
人気のためチケットは完売しているが、キャンセル待ちの状況によってはチャンスもあるので、要チェック。
【日時】2024年11月10日(日)
【場所】辻󠄀調理師専門学校(大阪市阿倍野区松崎町3-16-11)
【詳細】https://www.food-culture.jp/event-news/241110_hakkou/
Honkaku Shochu & Awamori EXPERIENCE 2024
100種類を超える本格焼酎と泡盛の試飲と、有名バーテンダー9名のオリジナル焼酎カクテルが味わえる一日限りのイベント。
会場に設けられた試飲ブースでは、芋・麦・米・黒糖焼酎と泡盛など、原材料別に飲み比べることができ、また9名のバーテンダーが蔵元とそれぞれタッグを組み、クリエイティブなカクテルを披露する。
ステージでは、「ユネスコ無形文化遺産 日本酒や焼酎、泡盛などの『伝統的酒造り』」をテーマに、日本酒造組合中央会宇都宮理事と関西の食雑誌「あまから手帖」編集長・江部拓弥氏が登壇。また「カクテルでも楽しむ本格焼酎・泡盛」をテーマに、日本酒造組合中央会アドバイザー児島 麻理子氏と「El Lequio」マネージャー杉浦 聡氏が語り合うトークイベントも開催予定。
蔵元やバーテンダーと直接話すことができ、焼酎の愉しみ方が広がる貴重なイベントとなっている。
【バーテンダー】※順不同
「The St.Regis Bar」(大阪)石川真羽氏/「Bible Club Osaka」(大阪)藤本竜介氏/「ACE HOTEL Kyoto」(京都)水岸直也氏/「大阪マリオット都ホテル」(大阪)稲本愛菜氏/「Bar Juniper」(大阪)川崎正嗣氏/「Bar Blue」(熊本)豊川紗佳氏/「BAR AWATO」(宮崎)粟戸稜大氏/「ISTA COFFEE ELEMENTS」(大阪) 野里史昭氏/「El Lequio」(沖縄) 松浦聡氏
【参加蔵元】※順不同
松露酒造株式会社(宮崎)/八丈島酒造合名会社(東京)/小牧醸造株式会社(鹿児島)/八鹿酒造株式会社(大分)/株式会社八丈興発(東京)/株式会社福田酒造(熊本)/合資会社大和一酒造元(熊本)/合資会社弥生焼酎醸造所(鹿児島)/瑞穂酒造株式会社(沖縄)他
【日時】2024年11月16日(土)12:00~18:00
【場所】OSAKA FOOD LAB(大阪市北区中津1-1-36)
【詳細】https://jfn.co.jp/lp/experience2024/
紀土-KID-平和酒造と学ぶ若手育成
左より、和歌山「平和酒造」社長の山本典正氏、大阪の海鮮居酒屋「まえだ家」の前田耕平氏(写真は前田氏が経営する「JAZZ BERRY」にて)、「堺一文字光秀」社長の田中 諒氏。
大阪・千日前の道具屋筋商店街内の老舗庖丁専門店「堺一文字光秀」。その2階に新設したイベントスペース「一十一 ICHITOI」にて、飲食業界の課題である若手育成に関するイベントが開催される。飲食店に関わる人、もしくは飲食関連企業の経営者やマネジメント層が対象だ。
登壇するのは、日本酒「紀土-KID-」で知られる和歌山「平和酒造」社長の山本典正氏、大阪の海鮮居酒屋「まえだ家」の前田耕平氏、「堺一文字光秀」社長の田中 諒氏。
「食文化の未来を担う若手はどう育つ?」をテーマに、「平和酒造」の若手育成の取り組み紹介や、若手オーナーでありながらも多店舗を経営する前田氏、2022年に代表取締役に就任した田中氏らが自身の経験を通したトークセッションなどが開催される。
また、「堺一文字光秀」社員による庖丁研ぎ体験や、研いだ庖丁で引いた前田氏の造りと山本氏がセレクトした日本酒のペアリング体験・交流会も。
申し込みは「堺一文字光秀」のInstagramより。業界を越え、年代を越えて参加したいイベントだ。
【日時】2024年11月25日(月)15:00~17:00
【場所】一十一 ICHITOI(大阪市中央区難波千日前14-8 2F)
【詳細】https://www.instagram.com/sakai_ichimonji/
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