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旬の魚介と菜の花の酢味噌和えやエビと空豆の春巻きなど、“sakesalon”というフレーズがよく似合う和洋のアテが揃っているのが、こちらの魅力。ジャンルにこだわらず「酒に合うおいしいもの」を真っ直ぐ求める、店主・星のりこさんの強みだ。

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ヒントは故郷・仙台の名品

今回のレシピが生まれたきっかけは、お客様との宮城トークからだそう。
「私は宮城県の生まれなのですが、仙台に有名な漬物があるんです。東北三大祭りのひとつとして知られる七夕祭りにちなんで、7種の野菜を仙台味噌に漬けたもの。キュウリや大根など色々な野菜の食感と味が楽しくて、『あ、これは酒のアテに良さそうだな』とアレンジを考えました」。

使う野菜は同じものでは面白くないので、定番のキュウリと大根以外は時季のものを中心に。今回はウドやミョウガなど爽快な香味があるものに、青唐辛子のシャープな辛みで味を引き締める。こちらはきんぴらとは逆に、メインの野菜を切り揃えるスタイル。各々の食感の違いを際立てる狙いだ。

仙台味噌をベースに、だしで深みを、みりんで上品な甘みを添え、野菜を和える。「ひと晩以上置くと味がグッと馴染みますが、和えたばかりでもあっさりしていておいしいですよ」。冷蔵で3日はもつという。