大阪の天ぷら『ぬま田』にて、熊本『花の香酒造』の赤酒&日本酒を楽しむ会を開催しました!
上段左から、熊本『花の香酒造』の日本酒「産土(うぶすな)」と赤酒。/『花の香酒造』の神田清隆社長。34歳の若さで蔵を継ぎ、短期間で酒質を向上させ、「花の香」(2015年リリース)や「産土」(2021年リリース)で日本酒業界の注目を集める。/天ぷら『ぬま田』の沼田和也さん。中段左から、赤酒を合わせ酢に使ったうざく。前菜として提供。/「産土」はたっぷりと注がれた。/落ち鮎は、泳いでいる状態で披露され、天ぷらに。下段左から、会の様子。神田社長も天ぷらとのペアリングを堪能。/赤酒をタレに使ったエビ天バーガー。/ご飯物も充実。天丼や天茶、天むすなど5種から選べる。
7月に連載「これからの和食材」で、熊本にある『花の香酒造』を訪れた天ぷら『ぬま田』の沼田和也さん(その模様はコチラ)。自身も熊本出身とあって、その親和性、そして文化や環境を生かした酒造りに深く感銘を受け、9/12(火)にイベントを開催しました。
天ぷらコースに、『花の香酒造』の日本酒「産土」シリーズ5種をペアリングし、さらに赤酒を用いた料理も組み込みました。赤酒とは、もろみに木灰を投入して保存性を高めた日本古来のお酒のことで、熊本では、お屠蘇(とそ)やお神酒(みき)、祝い酒、あるいは料理酒として今なお愛され続けています。
会は、『花の香酒造』神田清隆さんの挨拶と、木桶仕込みで造った赤酒(現在は終売。タンク醸造とのブレンドは販売中)の乾杯でスタート。神田さんが「赤酒は熊本の家庭に必ず常備されています」「現代の赤酒は醸造用アルコールやうま味成分などを添加しているものが多いが、この赤酒は水と米、そして木灰だけでできています」とお話しすると、カウンターからは「へぇ~!」という声が上がりました。
天ぷらコースの合間に赤酒を使った料理が供されると、「香り高くて旨みは深いけど、後味がスッキリしている」と大好評。食材のピュアな味を引き出した天ぷらと、水の美しさを感じる「産土」の相性も素晴らしく、流れるような展開。食べ疲れや飲み疲れが全くなく、3時間のイベントはあっという間に感じられました。
「『産土』や赤酒を初めて飲んだ」という参加者も多い中、都度、神田さんや、イベントに携わった大阪・狭山市の酒販店『酒楽 掬正(きくせい)』寺田哲也さんの丁寧な解説により、気づきの多いイベントに。会が終わった後には、「ぜひ、うちの店でも『産土』を提供したい」「今度、蔵を訪れるために熊本へ行きます」といった声も聞かれました。
<イベントで提供した酒(提供順)>
・肥後御国酒 赤酒 花ノ香
・産土 穂増(ほませ)一本掌植(いっぽんてうえ)
・産土 酵母無添加
・産土 二農場
・産土 三農場
・産土 穂増 四農場
<協力>
ぬま田
https://www.tenpura-tenboshi.com/numata.html
花の香酒造
https://www.hananoka.co.jp/
酒楽 掬正
https://kikusei-jizake.com/
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