【レシピ付き】“福を包み、寄せ集める”中国の鍋に和食のエッセンスを取り入れて
大阪料理会に中国料理人として唯一参加する中崎町『上方中華 新瓊(しんたに)』の店主・新谷亮人さん。今回は、“福を包む・巻く・丸める”をテーマに、中国の寄せ鍋「全家福」を披露しました。清らかで淡味な鶏スープは、日本料理にも取り入れられるのでは?という視点で、新谷さんが工夫したオリジナル。魚の団子は大阪のあんぺい風。2種の点心だけでなく、野菜や車エビにも細やかに手をかけて。会員の興味を大いに誘った、独自のレシピを大公開します。
※大阪料理会 公式サイトhttps://osakaryourikai.com/
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新谷亮人さん(大阪・中崎町『上方中華 新瓊』店主)
1977年、大阪で中国料理店を営む両親のもとに生まれる。調理師学校卒業後、京都『青冥(ちんみん)』で中華の世界に入り、千葉の名店『知味斎(ちみさい)』で技と精神を磨く。2006年、江坂に『中国菜 老饕(ラオタオ)』を開店し、人気を博す。「関西の食文化を中国料理で表現したい」と一大決心し、2022年、“上方中華”を謳い、再出発。「大阪の和食を学びたい」と、24年、会員に。大阪料理のエッセンスを取り入れた中国料理が、会員の注目を浴びている。
『上方中華 新瓊』新谷亮人さん作・全家福~福が満ちる碗
中国では旧正月(春節)に“福を包む・巻き込む”という意味を込めて、餃子を作ります。今回の“包む”というテーマを私なり少し広げて、円満に繋がる団子や点心を組み合わせ、鶏のスープで鍋を仕立てました。
中国名は「全家福」。寄せ鍋みたいな意味です。海の幸、山の恵みを一つの鍋で煮ることで、福を寄せ集め、家族の幸せを願う。こういう考えは、日本にもありますよね。今回は、末広がりということで8種の具材で、陰陽五行の五色を表現しました。
具材は鶏のスープで15分ほど優しく炊いています。そのためにゴトクを持参して重ね、火の当たりを弱くしました。取り分けて1人前を提供する時の理想の温度は62~65℃。日本料理の汁物は熱々を味わうのが基本だと思うのですが、少し低い温度の方がそれぞれの具材の持ち味をしっかりと感じられると思います。
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