【レシピ付き】京都『ごちそう紫陽』の茹で玉子とセロリのぬか漬け
京都『ごちそう紫陽(しよう)』の村田加陽子さんが教えてくれた酒肴は、茹で玉子をぬか漬けにするというユニークな一品。ほのかな酸味とぬかの香りをまとった茹で玉子の白身はあっさりめのチーズのようなニュアンス。少し飲みごたえのある燗酒がよく合います。
文:川島美保 / 撮影:岡森大輔
品書きに記されている料理は、お揚げの炊いたんやちくわの天ぷら、焼き豆腐など家庭的なものを中心に約30品。料理好きが高じて店を始めた店主・村田加陽子さんが作る料理は、どれもほっこり和む味わい。カウンター9席のみの小さな空間とその気取りなさが相まって一人でゆるりと盃を傾ける客も多く、自然と村田さんと交わす会話も多い。
半熟に茹でてよりアテらしく
「お客様のリクエストで始めた料理なんですよ」と微笑む村田さん。茹で玉子をぬか漬けにするという意外なアイデアは、常連客との会話から生まれたそう。試してみたらこれが好評で、以来、店の定番に落ち着いている。
ポイントは、卵を半熟に茹でることと、長くても4日までしか漬けないこと。長く漬け過ぎると卵とぬかの味のバランスが崩れるそうだ。
ぬか床は開店時からぬかを継ぎ足しては使い続けている30年物。防腐効果を兼ねたタカノツメでほんのり辛みを、干し椎茸と昆布で旨みを添え、随時浸かり具合を確認しながら塩辛くなりすぎないよう調整している。
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