仕込みで差がつく! スピード酒肴レシピ

【レシピ付き】京都『料理 りはく』のリンゴコンポートと桃、マンゴーの白和え

「想像以上に日本酒に合う味わいですよ」と京都・二条『料理 りはく』店主の大木律人さん。焼きナス辛子和えに続いて披露してくれたのは、赤ワインで甘さ控えめに炊いたリンゴのコンポートに、夏の果実を合わせたデザート感覚の白和え。程よく塩を利かせた和え衣で、日本酒を優しく誘います。

文:川島美保 / 撮影:岡森大輔

目次


カウンター7席のみの小さな上等酒場『料理 りはく』が初夏に置いている日本酒は、長野「夜明け前」、奈良「篠峯」など、すっきりとした辛口が中心。岩牡蛎ポン酢や毛ガニ酢など、蒸し暑いこの時期は酒肴もさっぱりした味わいのものが自ずと多くなっている。そんな中、女性を中心に安定した人気を誇っているのが、季節の果実を使った白和えだ。


リンゴのコンポートで印象的な白和えに

マスカットやイチゴなどの果実を用いた白和えは、近年人気上昇中。少し洒落た居酒屋などでも目にすることが増えている。ただ、大木さんの作る白和えは、なかなかに仕掛けが多い。

「最初はもっとスタンダードなレシピだったのですが、ふとリンゴをコンポートにしたらもっとおいしくなるのでは、と思い付いたんです」とひとつ目の仕掛けを明かす大木さん。リンゴのシャキシャキとした食感は白和えのよいアクセントになるけれど、どうしても水が出て味がぼけやすい。そこで思い付いたのが、リンゴをワインで炊くひと手間だ。

食感を生かしたいので、リンゴは短時間の火入れに留めるのが重要。色合いや味のバランスを考えて、今回は赤ワインを使用。リンゴと相性の良いシナモンの香りを付けて、味に深みを出す。

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