うつわ×食ジャーナル

料理人向け、うつわの「サブスク」

うつわと料理のコンビネーションへの関心が高まっています。自分の料理に合ううつわをいろいろ試してみたいけれど、ネックとなるのが初期費用と収納場所。そんな悩める料理人の心強い味方になってくれる料理人向けの「うつわのサブスク」が話題です。今回は、工芸事業者の支援に携わる「株式会社Culutre Generation Japan」が始めた「CRAFTAL」と、和食器の老舗『たち吉』が始めたサービスを紹介します。

撮影・文:沢田眉香子

作り手と使い手をつなぐ「CRAFTAL」

工芸事業者の支援に携わる「株式会社Culutre Generation Japan」が、日本各地のうつわの作り手と使い手をつなげるという発想からスタートさせた、サブスクリプションサービス「CRAFTAL」。

きっかけは、創業以来、300以上の事業者に向き合う中で、作り手が使い手のニーズを把握できていないという課題が見えてきたこと。それにコロナ禍が輪をかけた。「卸先からの受注が大幅に減り、多くの在庫を抱えることに。その在庫を有効活用できないかと考えました」と、広報の高橋由美さん。

さらに、ユーザーである飲食店、特に個人経営のお店にとっては、新しいうつわを購入するコスト負担、収納スペース不足、そして季節ごとのうつわを使った十分なおもてなしができていないなどの悩みがあることを知り、両方をサブスクという方法で解消できると考えた。

Jou0002b信楽の作家・奥田 章(あきら)さんの作品を使った、東京『蒲田 寿し徳』の盛り付け。

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