飛竜頭【ひろうす】─レシピ付き
豆腐の生地に野菜や魚介などを混ぜ込み、油で揚げたもの。「がんもどき」として広く知られるこの料理を、関西以西では「ひろうす(ひりょうず、ひりゅうず)」と呼び、飛竜頭や飛龍子などの字を当てます。語源となるのは、キリシタンの渡来と共にもたらされたポルトガルの揚げ菓子「フィリョース」という説が有力。南蛮菓子として日本に伝わった原語が、江戸時代に広がり、いつしか豆腐料理へ。さてはて、このズレは、どのように生じたのでしょうか? 今回は「ひろうす」の不思議をたずねます。
文:「辻󠄀静雄料理教育研究所」今村友美 / 料理制作:「エコール 辻 大阪」大引 伸昭撮影/東谷幸一 / 協力:辻󠄀調理師専門学校

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