仕込みで差がつく! スピード酒肴レシピ

【レシピ付き】生海苔風味のジュレが乙な味。大阪『中津3-17-5』の牡蛎とトマトのフリット 生海苔のポン酢ジュレ添え

サクふわの衣を纏った牡蛎とトマトに絡むソースの正体は、甘酸っぱい生海苔のジュレ。大阪・中津で大人気の立ち飲み屋『中津3-17-5』の店長・森 亮介さんが教えてくれたのは、ミネラリーなにごり酒がよく合う、少し洒落た揚げ物です。

文:川島美保 / 撮影:東谷幸一

目次


阪急中津駅から歩いて3分ほど。「うめきた」エリアの開発の影響で活性化が進む中津で着々と日本酒ラバーを増やしているのが、立ち飲み屋『中津3-17-5』。店内がよく見えるガラス張りの入り口にコンクリート打ちっぱなしの壁や裸電球を合わせた洒落た佇まい。セレクト感のある日本酒と程よく遊び心が利いたアテが揃っているのが、開業から7年経っても客足が衰えない理由だ。

「ゴルゴンゾーラの春巻きや柴漬け入りのタルタルソースを添えたアジフライなど、ひと工夫利かせた揚げ物は、ウチが得意とするところ。今回は、最近人気のフリットを少しだけアレンジしてご紹介しますね」と、店主の森 亮介さんは話す。


ビールの苦みを加えた衣で揚げる

今回レシピを披露してくれるのは、牡蛎とフルーツトマトのフリット。天ぷらではなく、フリット。トマトまで揚げてしまうのが面白い。

「衣に混ぜ溶いたビールの苦みで、よりアテっぽさが出るんです。牡蛎のフリットに生トマトを添えるだけでも充分ですが、揚げることでキャッチーな一品になるかなと」と森さん。普段は湯剥きしたトマトを揚げるだけだけれど、今回はカツオ昆布だしを利かせた地に漬けて下味を入れるスタイルを考案してくれた。

トマトに和だしを含ませることで、和食らしさが生まれて味わいが重層的に。トマトのお浸しは、そのままカツオ節を振れば、突き出しなどの一品としても活用できる。

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