日本料理のことば

信太【しのだ】─レシピ付き

信太は、油揚げが主役の料理に用いる名称です。信田と書くこともありますが、言葉の由来は「信太の森」から。この森は狐(キツネ)にまつわる母子の哀切な物語で知られ、現在の大阪府和泉市聖(ひじり)神社、葛葉稲荷神社がその跡とされます。一方、狐といえば、稲荷神の使いとして民間信仰を集める存在で、「油揚げに目がない」という俗説でおなじみです。「油揚げ─狐―信太」。大衆文化に根ざす一連の連想軸が、料理名に現れる変遷をご紹介します。

文:「辻󠄀静雄料理教育研究所」今村 友美 / 料理制作:「辻󠄀調理師専門学校」大引 伸昭
撮影:東谷 幸一 / 協力:辻󠄀調理師専門学校
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