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【保存版】鱧の人気レシピ8選|京都・大阪の料理人直伝、椀物・唐揚げ・南蛮漬けなど

夏の味覚を代表する魚、鱧(はも)。関西では祇園祭や天神祭の頃に旬を迎え、落としや椀物、寿司など、さまざまな料理で親しまれてきました。本記事では、「WA・TO・BI」で公開した鱧レシピの中から人気の高いものを厳選。京都・大阪の名料理人たちが考案した一皿をご紹介します。鱧の新たな楽しみ方を見つけるヒントとして、ぜひご活用ください。

文:WATOBI編集部 / 撮影:東谷幸一 ※2024年6月13日掲載の記事に加筆・修正

目次


鱧料理の定番とは?

鱧料理といえば、落とし(湯引き)や椀物が代表格ですが、そのほかにも唐揚げ、天ぷら、南蛮漬け、寿司、鍋物など幅広い調理法があります。
淡泊ながら上品な旨みを持つため、だしとの相性が抜群。また、皮目や骨周りには独特の風味があり、料理人たちは火入れや骨切りを工夫しながら、その持ち味を引き出しています。
今回は、定番から創作料理まで、さまざまな鱧レシピをまとめました。


鱧レシピ① 鱧のオリーブ素麺——京都『祇園もりわき』

京都『祇園もりわき』の鱧のオリーブ素麺撮影:竹中稔彦

鱧だしに蕎麦のかえし、ハチミツ、EVオリーブ油などを加えたつゆでいただく、目新しさが好評の一品。油分が加わったコクあるだしに負けぬよう、具の鱧は焼き霜にしてから酒煮にし、存在感を強調。スムーズな口当たりを助長するオクラのペースト、酸味あるトマトを添える。つゆに絡めてからおか上げすると丸1日置いても麺がくっつかず、のびないという利点も。

▼鱧のオリーブ素麺のレシピの詳細はコチラ


鱧レシピ② 梅じそ風味の鱧洗い——大阪『日本料理 楽心』

大阪『日本料理 楽心』の梅じそ風味の鱧洗い撮影:東谷幸一

鱧の香り、旨みを保持するため真空状態で皮霜にした後、1㎜幅のそぎ造りに。水、ハチミツ、梅酢を加えた氷水で洗いにすると、皮はコリッ、身はプルンとした食感。ほんのり甘酸っぱい風味で夏向きの造りとなる。塩やスダチ、ワサビを添えて。

▼梅じそ風味の鱧洗いのレシピの詳細はコチラ


鱧レシピ③ 鱧の卵のゼリー寄せ——大阪『燗の美穂』

大阪『燗の美穂』の鱧の卵のゼリー寄せ撮影:竹中稔彦

直火で焼いた鱧の骨とトウモロコシの芯、昆布を煮出してだしを取り、ゼラチンで固めるゼリー寄せ。具には鱧の卵や浮き袋も使い、新ショウガにトウモロコシやオクラといった夏野菜も。それぞれが層になり、見た目にも涼し気。口に含むとトウモロコシの甘やかな香りに続き、鱧だしの澄んだ旨み。プチプチッとした卵の食感や浮き袋のクニュッと感も楽しい。

▼鱧の卵のゼリー寄せのレシピの詳細はコチラ


鱧レシピ④ 鱧のチーズ豆腐 カラスミ添え——大阪『浪速割烹 和亨』

大阪『浪速割烹 和亨』の鱧のチーズ豆腐 カラスミ添え撮影:福本 旭

余りがちな鱧の尾の身を活用した酒肴。水切りした絹ごし豆腐とクリームチーズを1:2の量で合わせ、ゼラチンを加えて冷やし固めてチーズ豆腐を作り、油焼きした鱧の尾の身と盛り合わせる。自家製カラスミのスライスをのせ、黒コショウを振ったら完成。

▼鱧のチーズ豆腐 カラスミ添えのレシピの詳細はコチラ


鱧レシピ⑤ 鱧の啜り鱠/重ね鱧のザクザク/鱧子酒盗——大阪『㐂川(きがわ)』創業者・上野修三

上野修三作、鱧の啜り鱠/重ね鱧のザクザク/鱧子酒盗撮影:東谷幸一

左の「鱧の啜(すす)り鱠(なます)」は、鱧の身を滑らかなすり身にし、山芋とろろや昆布だしを合わせ、調味してキンと冷やしたもの。残った骨を取り除き、調味前に裏漉しするなど丁寧な仕事が光る一品。蓴菜(ジュンサイ)を浮かべ、ワサビを添えて振り柚子をしたら完成。

真ん中の「重ね鱧のザクザク」は、「鱧の啜り鱠」同様に鱧の身をすり身にし、卵白や浮き粉と合わせ、タレ焼きにした皮に塗り重ねて蒸した一品。昆布入りのたて塩に漬けた毛馬胡瓜(けまきゅうり)を添え、土佐酢もしくは三杯酢をかける。

右は「鱧子酒盗」で、鱧の卵と白子を使った塩辛。スダチを搾ってそのまま、鱧の洗いや冷たい茶碗蒸しに添えても美味しい一品。まずは鱧の卵と白子をしっかりと洗い、塩を合わせて3日ほど冷蔵庫に置く。水に晒して筋を取り、今度は酒に一晩漬ける。最後に塩を加えて味を調え、昆布と共に漬け、毎日混ぜながら冷蔵保存。10日から半月ほどで味が馴染む。

▼鱧の啜り鱠/重ね鱧のザクザク/鱧子酒盗のレシピの詳細はコチラ


鱧レシピ⑥ 鱧の葛叩き椀——京都『浜作』

『浜作』の鱧の葛叩き椀撮影:Rina

京都『浜作』が三代にわたり守り続ける名物椀。骨切りした鱧に葛粉をたっぷりと付けて茹で上げることで、なめらかな口当たりと上品な旨みを引き出す。
昆布と節を贅沢に使った吸地は、森川裕之さん曰く「ええとこだけ」を抽出したもの鱧、だし、火入れが三位一体となった、日本料理を代表する夏のご馳走だ。

▼鱧の葛叩き椀のレシピの詳細はコチラ


鱧レシピ⑦ 鱧南蛮漬け——京都『一子相伝 なかむら』

『一子相伝なかむら』の鱧南蛮漬け撮影:岡森大輔

家庭でも作りやすく、5~6日保存できる人気レシピ。骨切りした鱧に片栗粉をまぶして揚げ、焼いたパプリカや白ネギとともに南蛮酢へ漬け込む。昆布の旨みを利かせた南蛮酢は酢カドがなく、鱧の淡泊な味わいを引き立てる。冷蔵庫に常備しておきたい夏の保存食だ。

▼鱧南蛮漬けのレシピの詳細はコチラ


鱧レシピ⑧ 鱧の唐揚げ——大阪『キュイジーヌ・ド・オオサカ リョウ』

『キュイジーヌ・ド・オオサカリョウ』の鱧の唐揚げ撮影:福本 旭

「もっとジューシーな鱧料理を」という発想から生まれた一品。通常は身の方から行う骨切を、皮目から行うという逆転の発想で仕立てる。骨周りの旨みを活かした濃厚な味わいと、驚くほどジューシーな食感が特徴。鱧料理の新しい可能性を感じさせるレシピだ。

▼鱧の唐揚げのレシピの詳細はコチラ

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