夏越の習わしを映した水無月のうつわと仕立て
春から夏に移り変わる、節目の月となる水無月。五節句の一つではないですが、旧暦の朔日(ついたち)に宮中などで行われた行事は「氷室の節句」と呼ばれていました。そして、月末には半年間のけがれを祓(はら)う「夏越(なごし)の祓(はらえ)」があります。日本料理店『本湖月』では、この習わしをテーマに今月はお客様をお迎えします。連載第3回目は、六月ならではの、涼やかで、清々しいうつわをテーマに、料理人歴50年の主人・穴見秀生さんのお話を伺います。
文:西村晶子 / 撮影:竹中稔彦
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